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2020-05-26

<わたしの歴史>幼少期②『お姉ちゃんだから』というラベル

片づける勇気で、人生に愛と希望を
片づけを通じて『人生の新しい道を見つける』お手伝いしています。

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姫路市を中心に「勇気と希望を育む片づけ講師」として
片づけのサポートをしている
ありもとようこです。

前書き

『わたしの歴史』は、わたしがどうして今の仕事をすることになったか、どうやって、「~しなくちゃ」と、自分を縛っていたわたしが「まぁいっか」と自分を許せるようになったか、そんな話。

まとめ読みしたい方はこちらをどうぞ

「お姉ちゃんだよね」

「お姉ちゃん」

それが、実家の中で3人姉弟の一番上として生まれた私に貼られたラベルでした。

『葉子は、お姉ちゃんだから大丈夫だよね』
『お前はしっかりしてるから、なんとかするよな

気が付いた時、何度もそんな風に両親からは言われていた言葉。

『お姉ちゃん』という、気が付いたら自分に貼られていたレッテル。

『お姉ちゃんはしっかりしているよね』という両親の気持ち。

それは幼かった私にとって

わたしはお姉ちゃんだから
両親の期待に応えて
両親が自慢できるような

子どもにならなくちゃ

そんな風に思いこむには、十分過ぎる言葉でした。

「ちゃんと」しなくちゃ

今でも思い出すのは、勉強机のそばに貼られていた母の手書きのスケジュール表。

学校から帰宅した後に『葉子がやるべきこと』について、細かい時間割が書かれていたのを見つめていたこと。

  • 英語
  • 習字
  • ソロバン
  • ピアノ
  • 絵画
  • バドミントン
  • 通信教材

両親が共働きで裕福だったからから、小さい頃から気が付いたらたくさんの習い事をしてました。

ほんとに毎日習い事が詰まっていて、学校から帰って宿題しながらオヤツ食べたら、習い事に自分の足で出かける。

大変だったけど、

『お姉ちゃんだから』当たり前。
だと思っていたから、本音は言えずにいたんです。

言ったら、お母さんが悲しむだろうと思って。

お母さんは私を「あんたはお姉ちゃんだから」って言う。

その「お姉ちゃん」というレッテルは、

無意識に、
静かに、
心の中に入り込んできて、

大人の期待に応えて
「ちゃんとすること」が
『お姉ちゃん』の役目なんだ。

そんな風に信じ込ませるには十分でした。

褒めて欲しかった

どうして「お姉ちゃん」を頑張れていたのか。

どうして、「弟のためにお兄ちゃんにならないと」と思っていたのか。

それは多分、褒めて欲しかったから

「葉子も頑張っているね」

「凄いね、偉いね」

「たまには休んだらいいよ」

そんな風に、誰かに言って欲しかったんです。

誰かに褒めて欲しかった。

だって、

自分で自分を褒める方法を知らなかったから。

自分で自分を「偉い」って言うなんて、
恥ずかしいことだと思っていたから。

そうして。

誰かに褒められるために、
なにかを頑張る。

頑張っているはずなのに
「もっと、ちゃんとしなくちゃ」と、
「まだまだ私は頑張ってない」と、
今の頑張りを認められなくなり。

自分の本音は隠していく。

そんな、可愛くない子が
出来上がっていくことになったのです。

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さて、今回の『わたしの歴史』は、ここまで。
まとめて読みたい方は『ありもとようこについて』のページへどうぞ。
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