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2020-07-12

片づけのプロは100均グッズを勧める人でも「捨てなさい」と言う人でもないよ

片づける勇気で、人生に愛と希望を
片づけを通じて『人生の新しい道を見つける』お手伝いしています。

専門分野:
▶︎親子の片付けコミュニケーション
▶︎家庭の書類整理
▶︎個人起業家のオンライン情報整理

姫路市を中心に「勇気と希望を育む片づけ講師」として
片づけのサポートをしている
ありもとようこです。

某テレビ番組

先日、とあるテレビ番組に整理収納アドバイザーさんが出演していました。
片づけの番組を見るのは好きだったので、とりあえず録画、後日見ることに。

しかし、後日にその番組の中身が納得いかないなぁと思って途中で見るのをやめました。

出演していた方がアドバイスしていたお悩みはこの2点でした。

・お気に入りのシャツが引き出しに収まらないのでなんとかしたい
・子どもの作品が捨てられないので、どうしたらよいか

その方のアドバイスは、

クローゼットからはみ出たシャツは、100均のファイルケースに入れて立てて保管してください

というものでした。その具体的な方法はこちら。

  1. ファイルケースにシャツを折りたたんで中央のロゴが見えるようにして入れる
  2. それを立てた状態で並べて収納する

タレントさんは「便利そうー!」と言っていたけど、
シャツをしまうときにケースに合わせて入れられる?
それはその人にとって面倒臭くない?
という事が気になってモヤモヤ((+_+))

そのほかにも、その方は「子どもの作品が捨てられないんです」という相談に対して

「写真に残せばいいですよ」と言っていました。
うん、そこまでわかる。私もやってます。

子どもの作品の残しかた

しかし、そのあとのやり取りにモヤモヤ。

タレントさん
「でも、それでも子どもの作品が捨てられないんですが、どうしたらいいんでしょうか」

整理収納アドバイザーさん
「捨ててください!」(笑顔)

アウトーーーーー!!
それはダメーーーー!!

と、テレビに向かって叫んじゃったのは言うまでもなく…。

自分の子どもの作品を
「捨ててください」と言われて
タレントさんも苦笑い、という
内容でした。

私ならこうする

先ほどの2つの事例に関して、私ならこんな風に提案するだろうという事を、書いてみます。

収納ケースは最後に提案

アドバイザーは収納ケースを先に提案しません。先ほどのシャツの片づけですが、

お客様にお気に入りのシャツを選んでもらう

しまう・出すという行為が面倒に感じない収納方法を提案する

片づけてスッキリすることがゴールではなくて、片づけた後の暮らしについて考えます。

使い続けることが大変にならない方法を提案して、その方の生活に取り入れてもらう。これがアドバイザーがおこなうサポートだと思ってるんで、しまうためのケースから提案することはあり得ないなぁと。

あのファイルケースに入れられたシャツ、着てもらえてるんだろうか…心配。

「捨てなさい」とは言いません

もう一点は、「捨てなさい」という提案はしないということ。
残す方法を提案したり、モノの持ち方の意識を変えられるような提案はします。

どんな小さなものであっても
「捨ててください」と、
アドバイザーが自分の意見を
お客様に押し付けることは
しません

してはいけないんです。

サポートの際は必ず、お客様にはどんな想いがあって手放せないのかをうかがいます。

どんなことであれ『手放せない理由』をその方の口から聞いたなら、それは大切なもの。

どんな風な残し方をすればよいか、アドバイスします。

次女「わたし、好きじゃない」

テレビ番組だからと言って面白さを追求した編集の結果なのだとは思いますが、整理収納アドバイザーのおこなうサポートが簡単に100均グッズをすすめたり「捨ててください」って言ってしまうように映ってしまうのはどうなのかなぁと思ってしまいました。

なによりも心配なのは、番組を見た方が「片づけはケースを買えばいいんだ」「アドバイザーはいらないものを捨てなさいって言う人なんだ」という印象になったらどうしよう、ということ。

わたしの周りのアドバイザーさんは真剣に片づけと向き合い、日々どうやったら皆さんに気持ちが届くかを試行錯誤しているのを知っています。

だからこそ、大勢の方に情報を届ける力を持つプロであるテレビ番組の方には、もっと正確にアドバイザーのやってることを届けてほしいなぁと、生意気にも思った次第です。

この編集のしかたは許せないなー、とプンスカしてたら、次女に「この番組ね、若い子向けみたいだけど、あんまり好きじゃない。消したら?」と言われちゃいました。

というわけで、番組を途中で見るのやめて消しました…。
そんな日もありますね。

思い出したら、やっぱり腹が立ってきた(苦笑)

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