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2020-08-18

これ、どうする?子どもから出された家庭科の課題

片づける勇気で、人生に愛と希望を
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専門分野:
▶︎親子の片付けコミュニケーション
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姫路市を中心に「勇気と希望を育む片づけ講師」として
片づけのサポートをしている
ありもとようこです。

家庭科の課題

最近は片づけも随分一般的になり、小学5年生の家庭科の授業でも整理の項目を学ぶようになったそうです。

私が小学生のときは、『料理、洗濯、裁縫』が主な内容だったことを考えると、片づけという項目が暮らしの中で大切だと認識されてきたのかなと思って、嬉しいです。

中学生の家庭科

さて、そんな片づけの項目も中学校に入ると内容が高度になるみたいですね。

この前、中学1年生の次女が急に

「お母さん、アドバイザーだったらこの問題どうする?」

と言って手渡されたのがこのページ。

思わず「わぁ」と言っちゃったんですが、これは意外と難題。

ご家族それぞれの意見を取り入れつつ、それぞれのスペースを考えないといけないから、意外と大変です。

最近の中学生はこんな課題もするんですね。すごいなぁ!

でもせっかく出されたので、片づけのプロの端くれとして、私だったらどんな風な配置にするかなぁと考えてみました。

おばあちゃんの部屋

おばあちゃんの部屋はここだなー、と思ったのは玄関近くの8畳のお部屋。

ベッドを置くスペースが確保できること、部屋は8畳と広いけれどベッドを置いたり衣類を置けばあっという間に他の部屋と同じくらいの狭さになること。

水回り(洗面所、お手洗い)が近いので、ご年配の方には便利。

などなどが、この部屋を選んだ理由です。

子ども達の部屋

妹さんがお友達と一緒に遊ぶならここかな、と思ったのは右上のフローリングの部屋。

Aさんは中学生だから勉強部屋が必要そうだし、妹さんがいくつかは分かりませんが、この部屋を子ども部屋にしていくのがよさそうだなと思います。

ママのスペース

私も趣味で絵を描く人なので分かるんですが、絵を描くときって『光』がとにかく大切。

暗いところで描くと色も分かりにくいし、とにかく描きにくい。
せっかくママさんが『絵を描きたい』と言っているなら、できる限り窓際で絵を描くようにさせてあげたい。
よって、この2か所のどちらかに絵を描くスペースをとってあげたいなぁ。
画材によって、例えば水彩などは陽に当たるとカピカピになるので、押し入れなどに画材を収納するスペースも入れてあげたいよね。

お父さんのパソコン

パソコンをする書斎を、と言ってはいるもののテレワーク並に仕事を家でしないといけないのか、ネットサーフィン程度で使うのかで話は違ってきます。

ちなみに私の夫はネットサーフィンタイプなので、リビングの一角にパソコンコーナーを設けていて、それで十分みたい。
このご主人の言う『書斎』がこの程度でも大丈夫なら、リビングの角がいいかな。

プロでも意外と難しい

一つ注意しておくのは。

今回のこの回答は
あくまで私の考えであって
決して正解ではありません。

暮らし方はそれぞれ。
考え方もそれぞれ。

私の考えよりも、もっと暮らしやすい回答を考えてくれる方もいるかも。

でも、それでも私は私の考えるお客様にとって最適そうだと思う配置を、毎回考えて提案しています。

そう、実はこの課題、整理収納アドバイザーが毎回直面している仕事とよく似てます。

お客様の希望を聞き、それに合わせた部屋の使いかたや家具の配置、収納場所や収納の方法を考えていくこと。

それを中学校のときから授業で考えていけるって、本当にスゴイ時代になったなぁと、この課題を見ながら改めて子ども達がうらやましくなりました。

あなたならどうする?

さて、改めて質問です。

あなたならこの家族に、どんな部屋の使い方を提案してあげますか?

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