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2020-02-03

<片づけへの想い>私の片づけの原点は「自分を認められた家事」だったから

片づける勇気で、人生に愛と希望を
片づけを通じて『人生の新しい道を見つける』お手伝いしています。

専門分野:
▶︎親子の片付けコミュニケーション
▶︎家庭の書類整理
▶︎個人起業家のオンライン情報整理

姫路市を中心に「勇気と希望を育む片づけ講師」として
片づけのサポートをしている
ありもとようこです。

はじめに

最近、ずっと
「自分はどうして片づけを仕事にしたいのかな」
と考えていました。

ほんとにずっとずっと、考えて。

で、色々考えているときに
片づけることが楽しいと思えた
『ほんとの原点』を思い出したので、
それを書いていこうかなと思います。

私の原点

私の原点は、この本。

近藤典子先生の書いた
押入れとクロゼットを
上手に使うための
ムック本です。

2001年に発行されたこの本を
私が手に取ったのは2004年。

長女がお腹にいる時でした。

当時は一戸建てじゃなくて
狭い社宅に住んでいたので、

家族が増えるなら
荷物も増えるだろうから、
押入れの中を使いやすく
したいなぁと思ったのが
きっかけでした。

初めて出会った「片づけの考え」

その時に、人生で初めて
「片づけの考え」に出会ったんです。

物を全部出す

要・不要・とりあえずに分ける

収納に戻す。

片づけって
習ったことも
習おうと思ったことも
なかったけど、

こんな風に順序を追って
やっていけばできるんだ!

と知った瞬間でした。

思ったより難しい

実は、押入れって片づけの中では
一番ハードなところ。

幅も高さも広いし、奥行も大きい。

自分で中を区切っていかないと
収まらない、なかなかの難所。

それを一番最初に整えようとしたので、
大きいお腹を抱えながらの作業は
なかなか大変でした。

それでも近藤先生の方法を見ながら
収納用品を探したり、上手な
収納方法を自分なりに考えたりと、

それはそれは頭を使って試行錯誤して
ああでもない、こうでもない、と
一生懸命考えました。

収納が完成

そして押入れの収納が完成したとき、

「自分で自分の暮らしを作った」

という、「片づけてキレイになった」
だけじゃない、とても大きな達成感

沸き上がってきたのを
今でも覚えています。

それまでは、

ハンドメイドが好きで
物を作ったり、

食べるために料理を作ることはあっても

片づけは、
「たかが片づけ」
でした。

キレイにするために片づける。

散らかったものを収納ケースに
収めるために片づける。

そんな程度の認識
だったんです。

でも、出産前に頑張った
押入れの片づけは

出産後の自分が困らないように

という、ちゃあんとした
理由があって片づけた、初めての
「整理収納」だったんです。

ちゃんと理由を考えてから
片づけをすると、片づけは
「たかが片づけ」にはならなくて

自分の暮らしのために
自分の頭をフル回転させて
この先の暮らしを快適にするために
片づけていく

という、
片づけを通して自分の暮らし方を
考えることができるんだ、と
片づけに対する見方を
考え直すことができたんです。

今まではそんな風に片付けのことを
考えたことがなかったので、
ほんとに新鮮な驚きでした。

片づけた経験は、勲章に

そうして

自分で自分の暮らしを作る

という目標を持って
片づけをしていったとき、

面白いことを感じるようになりました。

片づけた場所は、
勲章のように
光を放つこと。

このキッチンも、
今でこそ「モデルルームみたい」と
言っていただけることがあるけど、

最初はコンロ周りに
調味料を置いていたり
壁にフキンをかけていたり、
調理器具をぶら下げていたりと、

「あるある」な収納をしてました。

それを何年もかけて
物を見直し、収納を工夫して
今のキッチンに落ち着いたです。

何年もかけて手を掛けてきた場所だから、
ぱっと見た時に自分も気持ちがいいし
写真で見た方にも気持ちよさが
伝わるのかも知れません。

私にとって片付けは「自分を認める家事」

誰も気が付いてくれない場所でも、

自分が一生懸命手をかけて
片づけた場所のことって、
決して忘れなくなります。

そして、その場所を見る度に

「よく頑張った」

と、自分で自分のことを
認めてあげられる
ことに気が付いて、

片づけることって楽しいんだな、と
思えた経験になりました。

若い時は自己肯定感が
低かった私にとって、
片づけは家事の中でも
唯一と言っていいくらい

自分で自分のやったことを
手放しで認めてあげられる行為

だったんです。

自分を認める行為

片づけて
暮らしてる場所を整えるだけで

部屋の中を見る度に
自分を認められるようになるって
実はすごい事
だなぁと

いつも思います。

そんな気持ちをお客様にも
感じて欲しいから、
これからも私はお片づけのことを
伝えていきたいなと思います。

お客様がご自身の暮らしの中にも、
小さな勲章をたくさん見つけて
いただけますように。

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