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2019-03-20

お片付けは、モノとの縁を結び直すこと

兵庫県姫路市の
整理収納アドバイザー、有本葉子です。
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はじめに

整理収納アドバイザーとして活動を始めてから、とても難しいお片付けの相談を受けることが何回かありました。

亡くなった方の遺品をどうお片付けするか、です。

「踏ん切りがつかないけど、お片付けしないといけないですよね」

と言われても、すぐに答えを口にすることができませんでした。

これをふまえて「どうして私が他の方のお片付けサポートをしたいか」という理由を書いてみました。長い文章ですが、少しお付き合いください。


整理収納アドバイザーのできないこと

「自分の持ち物ではない、けれど思い出が深すぎるモノ」は、判断が難しいお片付けです。

あなたが自分一人でそういったモノをお片付けすることを考えるのは、他の場所のお片付けの作業が進んでからでいい。一番最後でも全く大丈夫です。
実は、整理収納アドバイザーはお片付けのプロではありますが他人の持ちモノを捨てるかどうかの判断をすることはしません

というか、できません。

私たちができるのは、お客様が残すと決めるモノの量をアドバイスすること、モノの量に従って「それらをどう収納の中に収めるか」を考えるだけです。


人もモノも、再会できたら嬉しい

サポートにうかがい、何年も使っていなかった場所のお片付けをしている時に、奥深く眠っていたモノが見つかると

「これ、探していたんです。ようやく見つけられた。」

と、見つけたモノに対する思い出話を話してくれるお客様は、本当に嬉しそうです。また、ようやく見つけてもらえたモノも「ずっと待ってたよ」と、そんな風に持ち主に向かって言っているようにも見えます。

それって多分、両者にとって、とても幸せなこと。

お片付けの、2つの意味

そんな嬉しそうなお客様を見ていて、お片付けには種類が2つあると考えるようになりました。

一つは

「快適に生活するため・場所を整える」お片付け。

そしてもう一つは、

「モノとの縁をもう一度結び直す」お片付け。


それぞれの意味

「快適に生活する・場所を整える」お片付け

いつも使う場所をお片付けすること。
好きなモノ、使うと決めたモノを取り出しやすく収納する。清潔に、快適に生活できることを目的とします。


「モノとの縁をもう一度結び直す」お片付け

ずっと使っていなかった場所をお片付けすること。
処分に迷っていた、心のどこかで気にしていた、見て見ぬふりをしていたモノたち。そこに入っていた思い出や想いを一緒に見つけ出して、お客様とモノとの縁をもう一度結び直す。これから先、思い出や想いにいつでも触れられるように整えるためのお片付け。


モノとの縁を結び直すタイミング

私がお片付けサポートさせていただく時は、お客様が自分が整理されたモノといつでも縁を感じられるように整えたい、という想いはあります。

でも、今はまだ持ちモノに触れて欲しくない・そのタイミングでないと思う場所があるのなら、そこを整えるのはもっとずっと後で良いんです。
まずは、いつも使う場所を整えて「いま生活する自分が快適である」ためにのお片付けをしてください。


お片付けの、醍醐味

けれど『思い出の深すぎるモノのお片付け』も、いつまでも先送りはできないと思います。
私が自分のモノのお片付けをせっせとしているのは、残された品物の整理を夫や子供など、家族に任せたら駄目だと考えているのも理由のひとつです。

だって、持っているものをどう処分するかは持ち主にしか判断できませんから



お片付けの魅力を伝える時、色んな言葉が飛び交います。

時短、
節約、
快適、
清潔、
ラクをするため。


どれも大事で、どれも魅力的です。

でも、私はお客様がずっと心のどこかで引っ掛かっていたモノともう一度再会できた時の嬉しそうな顔が見られること、見つけ出したモノがお客様の傍で飾られたりもう一度使われて、再活用されている姿を見ることができること。

これこそが「モノとの縁を結び直すお片付け」の一番の醍醐味なのだと思います。


なりたい自分、のために

お片付けサポートをさせていただくときは、お客様の大切な場所に触れさせてもらえているという、感謝と覚悟の気持ちで臨んでいます。

持っているのは分かっていた。
そこにあるのは分かっていた。
だけど、どこかで見ぬふりをしていたモノたち。

そういったモノと向き合い「モノとの縁をもう一度結び直す」ことで、これから新しい一歩を踏み出すことができるきっかけになるなら、それはその方にとって素晴らしい再会となるはず。

そして「自分の持ち物ではない、けれど思い出が深すぎるもの」を一人でお片付けする勇気がでない時は、私があなたの傍でお片付けのお手伝いができたならと。


いつかあなたがモノと向き合うための勇気を出せる日が来ることを、私は心から願っています。​

その日が来るのを、モノ達もきっと待っているはずです。

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