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2019-01-13

ノーマライゼーション・ファシリテーターを受講しました

ノーマライゼーション・ファシリテーターを受講しました

はじめに

お片付けには、様々なアプローチ方法があります。

□お部屋を綺麗にしたい
□時間を上手く使いたい
□イライラを無くしたい
□快適に過ごしたい

そんな中で、いわゆる発達障がいなどの特性を持っている方々へ向けてアプローチするスキルが『ノーマライゼーション・ファシリテーター』です。

特性のある方々に向けて

ノーマライゼーションとは、以下のように定義されています。


「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそが、通常な社会である」という考え方である。こうした社会を実現する為の取り組みをノーマライゼーション(normalization)と呼ぶ。


「ノーマライゼーション」wikipediaより

発達障がいなどの特性のある方々へ向けて、整理収納の面から ”暮らしにくさ” を少しでも改善して、生活全般を整えていくのが【ノーマライゼーション・ファシリテーター】です。

整理収納の中に既にある知識の中でも、それを上手に活用していくことで、ただ「整っている」「暮らしやすい」というだけでなく、生活を丸ごと整えて「暮らしやすさ」を作っていくことも出来るのだと教えていただきました。

講座を担当してくださった魚林先生(しんぷるすまいらいふ)の数多くの現場経験を踏まえた講義も、とても参考になる点が多かったです。
魚林先生、長時間に渡りありがとうございました!


おわりに

ノーマライゼーション・ファシリテーターを受講して思ったのは、
「普通」とはなんだろう、ということ。

私たちが良く言う「普通」とはなんなのでしょう。

それを決めるのは、誰なのでしょうか。

少し前に見た「ボヘミアン・ラプソディ」という映画でフレディ・マーキュリーが言った言葉を思い出します。

『自分が何者なのかは、自分が決める』

発達障がいは病気ではなく、その人の特性です。

私たちにとって特別な存在と思いがちな、特性を持った方からすれば、こちらが「異質」なのかも知れません。
鏡の中に向かってカメラを向けたとき、鏡の中の自分もまたこちらにカメラを向けていることを、忘れてはいけないと思いました。

特性のある方も、その方々を支える周りの方も、少しの工夫で「暮らしやすさ」を手に入れることが出来ることを知って欲しい。
それを整理収納の面から少しでも手助け出来たら良いなと思います。

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